日本の自動車産業拡大の理由 3
消費者がメーカーに丈句のいいにくい民生用の灯油は割高に、石油化学メーカーの原料となるナフサは割安になっていたことが、消費者団体などから指摘され、国会でも問題になり、その手直しを余儀なくされました。
・・・この2つの例は原価数字の公表とともに、原価計算の仕組みを明らかにすることの重要さを示しているのです。
さらに原価と価格との開きがいちじるしい商品に、昔から"薬9層倍"といわれている医薬品と化粧品があります。
王選手の広告で売っていたリポビタンD100円分の成分の原価は、合計で4円くらいにしかならず、またアリナミン1万円分の原価は500円くらいにしかならないことはよく知られています。
日本消費者連盟が79年に"素肌有情"とか"イイ女ナツコ"というキャッチ・フレーズで売り出した資生堂の化粧品を、その成分から中身原価を調べたところ・・
サイモンピュア・モイスチュアローション(3000円)の原価は45円、ナツコ、サファイアンクール〈アストリンゼント・ローション〉(2500円)の原価はたったの12円であったといいます(『消費者レポート』79年8月7日)。
・・・こうして昨年1シーズンで約150億円を超える売上げをあげて味をしめた資生堂は、80年の夏にも「輝け!ナツコSUN」をキャッチフレーズにキャンペーンを行なっていました。