外壁リフォーム技術がなかったころ・・・
白土は後世の塗替えのために除去されていましたが・・・
同じ塔上層外部の小壁等に塗られていた当初壁と思われる白土上塗から推して、それには漂白した麻その他の繊維が混入されていたはずです。
・・・以上の土または白土にはすべて藁、麻等の植物性繊維が混入されていますが、これらはスサと総称されています。
石膏を例外として、左官材料は一般に乾燥に伴って収縮し、そのため壁にひび割れを生じますが・・・
スサを混入することにより収縮を拘束し、ひび割れを抑制することができます。
スサの使用はエジプト・メソポタミアの古代遺跡でも確認されています。
特にモーゼが日乾煉瓦の製造に麦程を用いた説話(旧約聖書「出エジプト記」)はよく知られています。
スサは外壁リフォームのある現在も世界各地で用いられていますね。
日本の左官工事が特にその使用法に優れていたことは後にしばしば触れることとなるでしょう。